卒業論文概要
2008 年度(平成 20 年度)

Dancingo:歩行者用信号の待ち時間におけるイライラ解消システムの提案と試作

 本研究では,歩行者が信号待ちをしている際のイライラを解消するためのシステム,Dancingo を提案,試作する.
 信号待ちは,街を歩くとき必ずと言っていいほど誰もが経験するものである.一回に数十秒,一日にすると合計数十分もの時間を費やしている信号待ちに関する問題の解決は,非常に重要である.信号待ちの間に行われている行為には,ぼーっと信号機を睨みつけているか,せいぜい携帯電話でEメールをチェックする程度しかない.現在でもイライラを少しでも解消しようと,信号機の横に目盛りがついているものや,待ち時間を数字でカウントダウンするものなど,信号待ちをイライラさせないようなさまざまな工夫がある.しかしその工夫は十分でなく,今日の「せっかち」な現代人にとって信号待ちは今もなお煩わしいものでしかないと言える.そこで,もっと歩行者が「待ちたくなる」ような赤信号を考える必要がある.
 本研究で提案する「Dancingo」は,赤信号の待ち時間のイライラを解消し,さらに思わず待ちたくなってしまうような信号機のシステムである.その設計から実装について解説し,実際に展示を行った安村通晃研究室の研究展示会について述べる.最後に,本システムの有用性と今後の展望を議論する.


環境情報学部 古山亜人